第1回 リクルーターズハック レポート

ガイヨウ

新宿NSビル30階(スカイカンファレンス)にて、2019年4月13日と14日の2日間に渡り「第1回 リクルーターズハック」を開催いたしました。

リクルーターズハックとは

リクルーターズハックとは、企業ごとにチームを組み、課されたお題に沿ったサービスを限られた時間の中で作り込む企業対抗型のハッカソンに、就職活動をしている学生達が審査員として参加し、最終日の発表会で審査を行うという新しい形のリクルーティングイベントです。

ハッカソン参加企業は、チームワークの向上や他社企業のエンジニアとの技術交流、新規事業の創出にもつながります。また、審査員として参加される学生の皆様には、IT企業やエンジニアが日々どのような仕事をしているかをイメージすることができ、理解を深めていただくきっかけとなるイベントです。

開催概要

開催日時:2019年4月13日(土)14日(日) 10時~18時
開催場所:新宿NSビル30階(スカイカンファレンス)
参加チーム:7チーム(エー・アール・シー×イトナブ、PE-BANK、アスノシステム、東京システムハウス、キャピタル・アセット・プランニング、シスコム・テクノロジー、日本システムスタディ)
運営団体:リクルーターズハック運営実行委員会(株式会社イトナブ、アスノシステム株式会社)

イチニチメ

開場

1日目は9時半に開場。企業チームの皆様が新宿NSビル30階(スカイカンファレンス)の会場へ続々と集まります。受付を済ませたら、まずは発表の順番と席を決めるくじ引きを行います。

テーマ発表

ハッカソン参加チームがそろったら、運営団体を代表してアスノシステム代表・齋藤による挨拶、続いてイトナブ代表・古山氏からお題の発表が行われました。事前に明かされていた「○○×IoT」or「○○×WEBサービス」の○○の部分が発表されます。

○○の部分は「会議」でした!

お題は「会議×IoT」or「会議×WEBサービス」。さっそく、各チームに用意されたホワイトボードやメモを使い、「そもそも会議とは何か」「会議で改善したいことは」など書き出します。日々の会議で改善したいことや、楽しい会議になるための「あったらいいな」や発言しにくい会議の特徴など挙げ、真剣な顔で考え込むチームがあれば、談笑しながら開発準備に取り掛かるチームもあり、表情は様々でした。

ハッカソン参加チームは基本的にIT企業の社員で結成されたチームですが、今回は、ITフリーランスのみで構成されたチームの参加もありました。日々の仕事を一緒に取り組んでいるメンバーで参加されているチームもあれば、このメンバーでゼロから開発に関わるのは初めてというチームもあり、チーム内での得意分野もそれぞれ個性があったようです。

この会場で開発作業を行えるのは20時まででしたので、開始早々、「今のうちに!」と食料や機材の調達に出かけるチームもありました。会場が閉まるギリギリまで粘って開発を進めたり、場所を変えて気分転換したり・・・明日の自分たちを信じてしっかり休むリームもあり、あわただしい1日目は終了しました。
中には、眠らずにそのまま2日目に挑んだチームもあったとかなかったとか。

フツカメ

開場

2日目は、1日目同様に9時半開場でした。14時からの発表に向けて、どのチームも追い込みで作業に取り掛かります。 新たな機材が準備され、机の上がにぎやかになっているところもありました。「腹が減っては戦ができぬ!」と言わんばかりに、軽食をとりながら発表の打合せを行うチームも。発表では実演も行うので、細かい調整のため一分一秒が惜しいのです。

そのころ、別室には学生審査員が集まっていました。
学生審査員の皆さんが会場にそろったら、発表会の始まりです。7チームが順番に、それぞれの会社や団体の紹介を行った後、この約1日半で開発した「会議×IoT」or「会議×WEBサービス」を発表していきます。

審査ポイントは、技術力だけでなくアイデアやチームワーク、プレゼン方法です。学生審査員のほか、ハッカソン参加チームは自分たちのチーム以外に投票することができます。どんなものが発表されたのか、結果はどうなったのか。は次回の記事でご紹介いたします。

ハッピョウ

エー・アール・シー × イトナブ

株式会社エー・アール・シーと株式会社イトナブによる合同チームです。
「楽しくなければ会社じゃない まじめな問題解決×遊び心」をテーマに、今までの会議を改革するということとちょっと休憩ということを掛け合わせた「会議ブレーカー」を発表。Googleホームのアシスタントを活用し、アイスブレイクのためのお題出し、司会指名ルーレット、言い出しにくいことを言いやすくする「異議ありボタン」など、会議の場を和ませてくれるシステムを設計しました。否定的な発言の後に「でも、尊敬しています」などのフォローを入れていくれるシステムなど、遊び心も満載でした。

PE-BANK

株式会社PE-BANKに所属しているITフリーランスによって結成されたチームです。お酒を飲みながらお話しすることが大好きなメンバーなので、「NAGOYA Bacchus-on」というチーム名をかかげ、「全人類が楽しくなる会議」をテーマに、会議中の話者(話した人数)、無言時間、表情、会議室環境(温度・湿度)をIotから取得し、AIを利用して採点するアーキテクチャを発表しました。誰もが使い慣れているアプリを使用した設計や、今回は実装まで至らなかったが検討している追加機能の紹介、ゲームのような点数発表の演出にも注目が集まりました。

アスノシステム

当イベント、そして当メディアの運営も行っているアスノシステム株式会社の技術者で結成したチームです。会議でダンマリを決めている人に発言を促す「会議進行アシスタント」を発表しました。声のボリュームで、誰が話しているかを認識し、会議が静かになると発言をしていない参加者に対して「○○さん、何か意見はないですか」とすかさずGoogleHomeスマートスピーカーからツッコミが入ります。実演では、スピーカーからの容赦ないツッコミで会場が笑いに包まれる場面もありました。
今回は声のボリュームで誰が話しているか判断されていましたが、、会議前に参加者の声を登録し、声自体で人を判断できるようにしたいなどの今後の展望も紹介されました。

東京システムハウス

カップと歯ブラシを使った機材の登場に、参加者の目は釘付けに。その名も「スマート歯ブラシ立て」。自宅で歯磨きしているときの閃きを書き留められ、さらに、歯磨きの時間を確認作業に活用するという、日常に溶け込んだ悩みを解決するシステムを設計しました。今回の開発では、振動によるアプリの起動、IDで認識、鏡に未読の書類を表示、報告書や議事録のタグ付けまでが実装されました。もう少し発展できれば、目線や磨いている個所によってOKやNGなどの操作が可能になるなどの展望も語られました。
思い付きを文字に起こして共有できるので会議の回数を減らすことができ、歯磨きを進んで行うことによる健康維持にもつながると話します。

キャピタル・アセット・プランニング

普段は金融業界に特化したシステムに関わっている若手エンジニア3名とベテランエンジニア1名によるメンバーで参戦。会議の質を上げるために重要なファシリテーターを、AIを使用して設計しました。会議参加者の表情を分析し、怒っている人に対してSlack上で癒しの画像を送ります。
10秒に1回のペースで分析された会議参加者の表情データを蓄積し、今後は会議がヒートアップしたときにAlexaが独自で判断してコントロールしてくれるようなシステムを作りたいという展望までお話しされました。 癒し画像が映し出された際には、会場全体も穏やかな空気になりました。

シスコム・テクノロジー

「行き当たりばったり(笑)」というチーム名で「眠っちゃいけない・・会議中」と題し、眠そうな会議参加者をスペクタクルな演出で起こすIoTツールを開発しました。Android Wearを使用し、会議参加者の心拍数データを取得。一定時間経過し睡眠判定されると、パトランプが点灯しアクションが起きるというものです。デモでは怪しい雰囲気をまとったIoT(?)が登場し、居眠りをするとどうなってしまうかを検証しました。

日本システムスタディ

今回は、あえて未経験のIoTに挑戦されました。レンタル会議室運営者の困りごと「備品の盗難」「喫煙」「騒音」「飲酒」などを、センサーを使った技術で解決する「まもるーむ」を発表しました。GPSセンサーや人感センサー、音センサー、アルコールセンサーを会議室内に設置し、スマートフォンと連携させアラート検知機能や位置情報追跡機能も付けることにより、会議室運営者は外にいながらも状況をチェックできるようになるシステムが設計されました。会議室運営者と利用者どちらにとっても「あったらいいな」というシステムでした。

実演も交えながらの発表にはアクシデントもありましたが、笑いもあり、無事に全チームが発表を終えることができました。学生審査員の皆さんは、発表を見てメモを取ったり質問したり、10分間の発表だけでは見られなかったところにも踏み込んで審査が行われました。

発表会の後は懇親会です。ここでは、ハッカソンチームや学生審査員、イベントスタッフなど関係者全員が参加し、食事や飲み物を楽しみながら懇親を深めました。今回集まってくださった学生審査員の中には、“学生と大人が「働き方」と「生き方」を語り合うセッション「ジョブヨク」“という団体での活動をきっかけに当イベントを知ってくださった方も多く、団体の活動についてもご紹介いただきました。

懇親会の途中で、気になる投票結果の発表を行いました。技術賞、アイデア賞、最優秀賞の順で発表され、結果はこのようになりました。

ヒョウショウ

最優秀賞

株式会社PE-BANK

制作物:会議採点システム

技術賞

株式会社キャピタル・アセット・プランニング

制作物:会議 × IoT × AI

アイデア賞

東京システムハウス株式会社

制作物:歯磨き × 会議

イベントの最後は参加者全員で記念撮影を行い、2日間のハッカソンは幕を閉じました。
リクルーターズハックは第2回も開催予定です。リベンジはもちろんのこと、初挑戦のハッカソンチーム、そしてIT企業やエンジニアという職種に少しでも関心のある学生の皆様には奮ってご参加いただきたいと考えています。